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エンジンがかかるまで待てるか。

算数・数学クラスに入会する理由は様々あります。

中にはそれほど前向きでない方もいらっしゃいます。

やっぱりニガテだなと思って来る方の割合が高いので。

 そうなると、教室に来ても、集中して算数に向き合えず・・・。

 

 

私はそんな生徒さんをいかにして

机に向かわせるかに躍起になっていました。

 

しかし、ある日ふと肩の力を抜いて、

集中できないことも含めて、受け入れようと思いました。

その日は、いつもと同じ。

次の週も、やはり。

 

・・・その次の週。

同じ子が、自らテキストを開き、私の隣に座り、

集中して取り組み始めました!!

 

そして、その集中している姿を見て思いました。

 

それぞれエンジンのかかるタイミングがある。

今日かもしれないし、明日かも、その次かも・・・

それを含めて受け入れる度量がないと、

結局は、私の自己満足のために

算数を無理やりさせているだけじゃないか、と。

 

生徒を管理して、机に向かわせ、課題を矢継ぎ早に与える。

生徒はその状況に汲々とするか、

管理されていることに疑問すら持たなくなる。

そんな状況を作りたいために開いているわけではありません。

 

やらなくてはいけない部分は確かにあります。

今日は何もしないっ!というわけにはいきません。

(いや、そこまで含めて受け止める必要がある気もしますが笑)

 

しかし、常に緊張状態でも良くないのかなと思うようになりました。

 

1時間の中でも緊張とリラックスとを織り交ぜながら。

先週の様子と今週の様子の違いを確認しながら。

テストの結果もいつも良いとは限りません。

悪いときだってある。その悪いときも受け止める。

 

受け入れることで、生徒さんの気持ちも変わるのかなと思います